震災復興資金で豪華すぎる庁舎 中国・四川

四川大地震の復興事業費で建てられた中国・四川省三台県の行政庁舎が豪華すぎるとして批判を浴びている. 県は改修に乗り出しているが、中国版ツイッターの微博では17日も「醜い. 犠牲者を忘れたのか」「納税者を馬鹿にしている」などの意見が相次いだ. 県の労働・社会保障局などが入居する予定の庁舎は8階建てで、ガラス張りの外壁が目を引く. 幹部の個室は広さ66平方メートルと国の基準(9平方メートル)の7倍以上あった. 建設費用は明らかにされていない. 中国の会計検査院にあたる国家審計署は、過度に華美な設計のうえ、部屋が広すぎると問題視し、規定違反の復興建築63件の一つだと認定. 4月に公表した. ナイキ CR7 庁舎そのものは昨年完成しているが、指摘を受けた県は個室を改修し会議室に変えるなどの対応をとるという. (三台県=小山謙太郎).